作品/その他

座っている郎等3体です。屋敷門の警護についている郎等で、絵巻によく描かれている緩い姿勢で座らせてみました。(2020/12/13)

◎鎌倉時代の番匠(ばんしょう※大工のこと)たちを再現しました。軽装なので簡単かと思ったら、道具の再現や作業ポーズを決めるのに意外に時間がかかりました。大工道具は草戸千軒遺跡から出土した道具類の復元写真を参考にしています。(20/10/12)
いわゆる大工(棟梁)です。さしがねと計測に使う竹の棒を持っています。
槍がんなです。
ノコギリです。当時は笹の葉の形だったとのこと。
手斧(ちょうな)です。
木槌とノミです。
斧とかんなです。
◎蒙古襲来絵詞から蒙古兵です。甲冑デザインは『画説中国歴代甲冑』を参考にしました。全体に綿を挟んで鋲打ちされ胴廻り裏には鉄小札が縫い付けられているかなりしっかりした甲冑です。(20/10/02)
弓は短弓です。
絵詞の中でも一番目立つ網代の盾を背負って逃げる蒙古兵を再現しました。
◎伴大納言絵巻から、面白い市女笠の被り方をした女性がいたので再現してみました。(20/09/17)

◎同じく伴大納言絵巻から、子供のケンカです。
◎同じく、伴大納言絵巻から、子供のケンカを眺める舎人たちです。京の風俗らしく大体水干姿です。みんな小刀を差していないので昼間は治安が良かったのでしょうか。(20/09/17)
馬を集めてみました。栗毛、月毛、葦毛があります。黒毛は加工線が見えないので今のところ難しいです。(20/08/20)

◎テレビ朝日「人生の楽園」でご紹介いただきました弁慶と牛若丸です。ナレーションの西田さんと菊池桃子さんをモデルに作っています。
お二人に似合うものを何かという依頼だったので、思いついたのが弁慶と牛若丸の名シーンでした。弁慶の僧兵の衣装(素絹)は下に着ている鎧を目立たせるために実際より裾を少し短くしてあります。牛若丸は水干姿の若者にしました。2人とも履き物が高下駄なんですね。なお、最後のほうの小さいサイズのフィギュアは試作です。ケース入りはお二人に差し上げたものです。(20/08/06)

◎赤ちゃんの誕生祝いにつくりました。ご両親は置き換えてますが赤ちゃんは生まれたてのリアル赤ちゃんがモデルです。身長3センチほどで手足からだもちゃんとあります。頭は1センチくらいしかありません。
寝てばっかりで起きてくれなかったため、寝ている顔になりました。(20/07/16)
◎橋をテーマに制作してみました。セットがかなり大きくなるのと、橋の上での動きが限られるのでジオラマにするのは難しいです。行手を遮る僧兵を立たせてみました。(20/07/02)
夜間バージョンです。闇がうまくで出ています。
昼間バージョンです。背景は布を使用していますが、自然な陰影を作るなどもう一工夫必要ですね。
おまけです。
◎西洋甲冑(?)の女性フィギュアです(試作のため所々つぎはぎがあります)。全体のバランスや雰囲気は大分良くなりました。プラスチックフィギュアを参考にしました(デザインはオリジナルです)が、紙で作って見るとずっとソフトな感じがします。まだフィギュアっぽいフェイスの再現が難しく改良中です。因みにこのフィギュアはA4ペーパー2枚でできています。(20/06/18)
※西洋甲冑も面白そうなのでやってみます。
◎牛車を引く牛で、もちろん和牛です。顔はともかく体型はそれらしくなりました。馬もそうですが顔は見慣れていないので難しいです。牛車が走行時に水平になっているので、牛の大きさはこれくらいでいいと思います。牛の模様が白黒なのは平治物語絵詞に出てくる牛にあわせたためです。(20/06/07)
◎女性の武者です。立烏帽子にして、蝙蝠(かわほり)扇を手にもたせました。(20/04/30)
◎牛車で行こう!という本(京樂真帆子さん著、吉川弘文館)があり、これが面白いので牛車を作ってみました。4人乗りで1/10フィギュアにあわせると想像以上に大きいので大分縮小しています。まだ試作で細かいディテールはこれから手をいれます。牛も馬から改造途中です。次はちゃんとしたジオラマにしてみます。(20/04/09)

牛車はA3サイズ3枚に収まっています。
◎オリジナル汎用フィギュア素体「紙人」を使った現代女性のフィギュアです。衣装の細かいディテーを出すために紙の切り込みとイラストでの描き込みを使い分けています。(20/03/24)
工房のオリジナル汎用ペーパークラフトフィギュア素体「紙人」™️をご紹介します。(20/03/06)

◎工房ではオリジナルの汎用フィギュア素体を開発し構成や組み立て方の特許を取得しています。鎌倉武士シリーズのフィギュアはこの素体をベースにバリエーションを増やしています。

◎このフィギュア素体はベクトルデータで作成しており、紙に印刷して組み立てることで、とてもリアルなペーパークラフトフィギュアができあがります。
◎主な特徴は、男女別の素体のパーツをペーパー1枚にまとめていてペーパー1枚で1人ができあがること、リアルさだけでなく完成後に手足や体の各部が可動するしくみを持ちポーズをいろいろ変えられることです。また、人種や年齢、身長など色々な要素をデータ上で編集でき、組み立て時にも腕や足の太さや体型などを調整できるなどかなりの汎用性を持たせています(例えば鎌倉武士シリーズは身長165から170センチくらいのがっしりしたなで肩の日本人体型にしています)。
ベクトルデータなので拡大縮小ができ、一つのデータでA4サイズで1/10、A3サイズで1/8、A2サイズで1/6相当のいろいろなサイズのフィギュアが同じクオリティで作成できます(小さくもできますが組み立てるのが大変です)。
甲冑や衣服などは別シートとして作成し、必要に応じて用紙の厚みを変えて印刷します。実際と同じようにフィギュア素体に着せるので、様々なフィギュアのバリエーションが作れます。
◎下の画像の現代女性を例に構成と組み立て方をご紹介します。
主に2枚の紙からできています。作成方法は、まず右側の下のペーパー1枚から素体を組み立てます。つぎに左側のペーパー1枚にまとめた衣装のパーツを切り取って素体にのり付けしていき、ヘッドや髪を作成して取り付けて完成です。ちなみに画像の衣装のパーツシートは表計算ソフトのエクセルの図形機能を使って作成し、衣装の模様はパターンを使っています。ある程度のスキルが必要ですが、自宅のPC環境だけでオリジナルのフィギュアを作成することができます。
◎課題としては、構成や組み立て方が独特なため、説明なしでシートだけではどなたも組み立てられないというハードルがあります。いろいろできて面白いので組み立て方の教室なども開催したいのですが、まだマニュアルなどの準備ができていません。できたらご紹介したいと思います。(4月にはなんとかしたいと思っています)

◎現代女性のフィギュア
右側の素体(ペーパー1枚)にシートに展開した衣装を着せて、ヘッドを交換し、左側のフィギュアができあがります。各部が可動するのでフォームをいろいろ変えることができます(衣装によりますが)。
◎男女別の素体です。(ヘッドは洋風)
◎女性素体を使ったバリエーションです。フェイスは全員違います。(一人同じかも)
男性素体を使ったバリエーションです。ちなみに左端は古墳時代の短甲と衝角兜着用の武人です。アイデア次第でレアなフィギュアも作成できます。
オリジナルの工夫のひとつ、男女別のフェイスシートです。これを「立体的に」組み立てます。
新しく「武家雛人形」を作成したので、雛人形を出しながらいっしょに飾ってみました。立ち雛です。
                 (20/02)
タイプの違う現代女性を2人つくってみました。ベースはオリジナルの汎用女性フィギュア素体で身長や体格も変えられます。紙と衣装は相性がよくいろいろな表現ができて面白いです。(20/02/11)
市女笠の女性のバージョンアップ版です。衣装のディテールが大分良くなりました。虫の垂れ衣をつけたいのですが、適当な紙の素材をまだ見つけてません。(20/01/30)
狩衣を再現してみました。試作中なのでまだ余計な線が入っていますが、かたちは大体できたかと思います。建物の中にいる武士のイメージなので一応裸足です。(20/01/20)
手直しして追加しました(20/01/28)
少し手直ししました。袖はまだ改良中です。(20/01/28)
ディオラマの背景に使う建物をいくつかつくりました。サイズはフィギュアのじゃまにならないよう大体フィギュアの1/2サイズにしています(フィギュアと同じ縮尺にすると置き場所がなくなります)。いろいろなテクスチャを組み合わせて素材感を出し、建物の背面や内側は作り込んでいません。こうすると割り合い簡単につくれますが、参考にする当時の建物の資料がほとんどありません。あと、武家屋敷と柴垣くらいを構想中です。最後の写真の背景に木がひとつありますが、手間をかけずに木を作ろうとするとなかなかリアルになりません。試行錯誤中です。
鶴ケ岡八幡宮の静御前の舞の白拍子装束です。衣装の水干が垂頸(たれくび)で一般的な白拍子より豪華です。
十二単ほぼ完成しました。襟の合わせなどは重ね合わせが難しく、結局ところどころ絵にしてしまいました。乗っている台が高いのは裳を含めてパッケージに入れるためです。ちなみに、手は動くのですがポーズが思いつきません。
十二単です。襟元や唐衣の袖などまだ、要修正箇所がかなりありますが、前作からディテールは大分アップしたかと思います。着ている方も大変でしょうが、作るのも大変です。でも十二単はとても綺麗ですね。
ちょっと遊んでみました
白拍子です。袴 にもうちょっと手を入れる必要があります。あと水干の袖がちょっと短いです。
壺装束の女性の更新版です。 前作から袿(うちき)を頭に被る様子を再現するまでに時間がかかりました。女性の和服はなかなか難しく、やっとここまでたどり着きましたが、まだ、流れるような和服らしさがでていません。
馬          だいぶそれらしくなりました
五節の舞の装束です。

壷装束の女性です。
現代版 女性フィギュアです。家族にはいろいろちょっと違うといわれます。